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スィートになる特訓

(2003年06月の日記より抜粋)

【スィートになる特訓】

旦那のお誕生日がもうすぐ、
やってくる。

今回の彼のお誕生日は特別なの。

私の結婚生活7年目の仕返しの日。
題して、

“人の気持ちを思い知れっ!”の日。

家のだんな、
とにかく大切な日を何にも
覚えてない人。

自分の母の日だって忘れるし
私達の大切な結婚記念日さえも忘れる。

もちろん私のお誕生日だって
私から言わなきゃ、覚えてた
事なんて滅多にない。

ええ、そうよね、
悪気はないってわかってる。
だから今までずっと
彼のお誕生日は祝ってあげた。

だけど、
この間の母の日を忘れていた時、
プチッと私の毛細血管が一本切れた。

家のだんな、
とにかくロマンチックという
言葉には縁がない男。

記念日に内緒でレストランとベビーシッターを
予約してデートをアレンジしてくれる
なんて夢の又夢の話。

そんでもって
思い出させるとあわてて車を走らせて、
高価なプレゼントを買ってくるし。

私としてみれば
プレゼントなんて何もいらないの。
(欲しいものは自分で買いに行きたい人だし)

ただ、覚えていてくれて
“おめでとう!”ってカードを一枚
くれたら最高に幸せです

カードの中身はもちろん、
I Love Youの一言で十分!

普段言ってくれない人だから
そういうの読むと涙が出るほど
感動しちゃうんです。

ここらでひとつ、
小噴火を起こさないとね。

それでおとつい言ったの。

「あのね、あなたのお誕生日
もう直ぐよね。

だけどね。
私はその日は“おめでとう”って
言わないわよ。

もちろん、
プレゼントもあげないし。

本当は忘れてないけど、
まったく忘れた振りするから
宜しくね。」

へっ?って顔で
私を見る旦那。

続けて私は言いました。

「来週、息子の誕生会が
○○公園であるでしょ?

だけどね、
私は前日に又言わないわよ。

今、言っとくから耳の穴広げて
聞いてよね。
○月○日、○○時、場所は
○○公園よ。」

メモするなりして忘れないように
自分で工夫してよね。

でないと、
大事な息子の誕生日を
逃しちゃうからね。

旦那はすくっと立ち上がって、

履いていたズボンをあばら骨の
上までわざと吊り上げて見せて
私の笑いを取ろうとしてきたけど、

私は無表情のまま、
笑わなかった。

いいえ、
今回は絶対に笑いません。

数ヵ月後に迫りくる
7年目の結婚記念日は絶対に
覚えてて欲しいの。

だから今から特訓です!

あぁ、家の旦那ももう少し
スィートな男性ならなぁ、、、

私も国際結婚して良かったわ。
だってやっぱりね、
アメリカ人はスィートよね。

そうそう、
映画でよく見るでしょ?

ハニー愛してるよって
毎日キスをしてくれるの。

いつもラブラブな感じなのよ。
あぁ、幸せ!!!

…なんてのろけを言ってみたいけど、
私の国際結婚はなんにも特別なこと、
ありゃ~しません。

ちっともアメリカ映画の
一コマを見てる様な生活でもなし。
ごくフツ~の生活だと思います。

違うのは旦那が
濃い顔ってところだけ。

ブランドン・フレイザーちょっと似の
(だと、私が思っている)
私の旦那様。

もう少し、
ロマンチックになって
くれないかなぁ…

7年経って子どももいて、
だけどまだどこかに緊張感の
漂う私達夫婦。

おならをし合うみたいな
仲にならなかったのは私の
希望どうりで良かったけど、

甘いスパイスがちょっと足りないのよね。

次は英語話せてあたり前っすか?


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